○
議長(
大野周司君)
御苦労さまでした。
説明が終わりましたので、これら3件に対する質疑を行います。 質疑のある方はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑もないようですので、質疑を終わります。 討論のある方はございませんか。 9番
小森敬直君、どうぞ。 (9番
小森敬直君登壇・拍手)
◆9番(
小森敬直君) ただいま提案がありました市議第4号、
道路特定財源制度の堅持に関する
意見書についての討論を行います。 道路は、
住民の
日常生活を支えるものであり、また、経済活動にはなくてはならないものになりました。 関市においても、慢性的な交通渋滞などにより、バイパス道路の早期建設や交通事故多発地点の交差点改良、道路拡張整備など、生活密着型の
道路整備は急務となっております。今回の
意見書には、市民生活、経済活動の促進の立場からの
道路整備を主張していることに関して述べていることには反対しませんが、この
道路特定財源が一部の大企業やゼネコンの利権のため、また、むだな採算の合わない高速道路建設に使われていることには
賛成できません。 この間、政府は、
道路特定財源の
見直しを
経済財政運営の
基本方針の柱として打ち出しました。06年度
予算では、一般会計の
道路整備事業費はマイナス5.2%となっていますが、採算のとれない高速道路を建設する直轄高速道路の事業費は05年度と同額の2,000億円を確保しており聖域となっています。国土交通省の道路
予算全体では、三大都市環状道路の整備は22%増になるなど大型事業は重視されていますが、その他一般改築等や維持修繕費等はマイナス10%となるなど、
地域生活に密着した道路
予算の方が削減されています。道路
予算が全体として減る中で、揮発油税や自動車重量税などの特定財源が余ってしまい、その
見直しが必要となってきました。政府が、特定財源
見直しに関する
基本方針では
一般財源化を図ることを前提とするとはしたものの、事実上先送りにされました。06年度
予算では、完全に
一般財源化されるのは1%に満たない金額であります。これも、過去に
一般財源化で行った事業は道路建設費の精算に充てるとしており、枠組みは温存されたままであります。 なお、国が本四公団から継承した債務処理に4,522億円が充てられていますが、06年度で終了するため、07年度には大幅な財源が余り、いよいよ本格的な
見直しが必要になっています。 このように、この制度は、本州四国連絡橋公団の債務処理に投入したり、採算がとれない高速道路を国・
地方の負担で建設する新直轄方式の財源にするなど、
道路特定財源を温存するような使途拡大を一層進めることになります。私たちの求める
日常生活や経済
社会活動に必要な
道路整備のための財源の拡大とは言えません。私たちは、早くからこの
一般財源化を主張してきました。ガソリン税の
道路特定財源方式をやめること、また、
一般財源化し、社会保障、福祉、生活密着型公共投資なども使えるようにすることが必要だと主張しました。 以上の立場から、
道路特定財源制度の堅持に関する
意見書に反対し、討論といたします。 (拍手・降壇)
○
議長(
大野周司君) ほかに討論もないようですので、これで討論を終わります。 これより採決いたします。 最初に、市議第3号、
地方財政の充実・強化を求める
意見書を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御
異議ございませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり) 御
異議なしと認めます。 よって、市議第3号は原案のとおり可決されました。 次に、市議第4号、
道路特定財源制度の堅持に関する
意見書を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに
賛成の方は挙手をお願いいたします。 (
賛成者挙手)
賛成多数と認めます。 よって、市議第4号は原案のとおり可決されました。 次に、市議第5号、
出資法の
上限金利の
引き下げを求める
意見書を採決いたします。 本件は原案のとおり決することに
賛成の方は挙手をお願いいたします。 (
賛成者挙手)
賛成少数と認めます。 よって、市議第5号は否決されました。
△次に、日程第11、
議員派遣についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本件は、カナダにおける教育制度、自然保護と観光の両立、ボランティア、子育て支援等についての取り組みを視察し、本市行政の振興に資するため、
地方自治法第100条第12項及び
関市議会会議規則第79条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、議員を派遣いたしたいと思います。 これに
賛成の方は挙手をお願いいたします。 (
賛成者挙手)
賛成多数と認めます。 よって、議員を派遣することに決しました。 次に、お諮りいたします。 ただいま可決されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その取り扱いを
議長に一任願いたいと思いますが、これに御
異議ございませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり) 御
異議なしと認め、そのように決定いたしました。 次に、当局より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 最初に、小澤建設部次長、どうぞ。
◎建設部次長(小澤中君) 大変恐縮でございますが、発言のお許しをいただきましたので、御
報告をさせていただきます。 皆様のお手元に御配付してございます専決第15号について御
説明をさせていただきます。 損害賠償の額を定める件について、
地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしたものでございます。専決日は、
平成18年5月23日でございます。 内容といたしましては、
平成18年4月11日午後7時5分ごろ、関市肥田瀬1266番地1地先の市営岩下住宅西側の市道の穴に、次の者所有の自動車のタイヤがはまり損害を与えたもので、次のとおり賠償するものでございます。損害賠償の相手方と損害賠償額につきましては記載のとおりでございます。過失割合は、市が40%、相手方が60%で、賠償額につきましては、全国市有物件災害共済から全額補てんを受けるものでございます。 今後も、引き続きパトロールの実施や修繕箇所の迅速な補修に努めますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。
○
議長(
大野周司君) 次に、栗本水道部長、どうぞ。
◎水道部長(栗本敬二君) 発言のお許しをいただきましたので、御
報告をさせていただきます。 皆さんのお手元に配付してございます専決第14号について御
説明させていただきます。 損害賠償の額を定める件について、
地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をいたしたものでございます。専決日は、
平成18年5月16日でございます。 内容といたしましては、
平成17年4月6日午後3時ごろ、関市上之保1071番地先の上之保小学校西側の交差点において、職員が公用車を運転し左折する際、左方向から直進してきた自転車と接触し、次の者に損害を与えたので、次のとおり賠償するものでございます。損害賠償の相手方と損害賠償額につきましては記載のとおりでございます。過失割合は市が100%で、賠償額につきましては全国市有物件災害共済会から全額補てんを受けるものでございます。 日ごろから職員には車両の運転に十分注意するよう指導しておりますが、今後はさらに交通事故防止に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
○
議長(
大野周司君) 次に、西尾助役、どうぞ。
◎助役(西尾治君) 大変恐縮でございます。ただいま
議長さんより発言のお許しをいただきましたので、御
報告をさせていただきます。 皆さんのお手元に配付させていただきましたように、12月定例市議会以降5,000万円以上の工事請負契約につきましては2件でございました。ここに
報告を申し上げます。 なお、12月
定例会以降は今回までございませんでしたので、
報告をいたしておりませんでした。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○
議長(
大野周司君) 次に、監査委員から
地方自治法第235条の2第1項及び第3項の規定により、例月現金出納検査
報告書2件が皆様のお手元に配付してございますので、御承知おき願います。 次に、関市土地開発公社と財団法人関市公共
施設振興事業団及び社会福祉法人関市社会福祉事業団から
平成17年度決算
報告書と
平成18年度
予算書が皆様のお手元に配付してございますので、御承知おき願います。 ここで市長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 後藤市長、どうぞ。
◎市長(後藤昭夫君)
平成18年第2回
定例会の閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。 5月6日から今
定例会に提案いたしました条例の制定、
平成18年度の
補正予算、人事案件など、各般にわたりまして慎重に、長い間御審議を賜りまして、それぞれ可決をいただきまして、まことにありがとうございました。
議案、
補正予算等の審議に際しまして、また一般質問におきまして御指摘を賜りました御意見、御要望につきましては、それぞれ回答を申し上げたところでございますが、今後さらに検討いたしまして、できるもの、課題として今後検討していくもの、早急に整理をいたしまして、市民の皆さんの負託にこたえてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 今後とも引き続き市政運営につきまして御理解と格段の御協力をお願いいたしまして、第2回
定例会の閉会に当たりまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。 なお、次回の第3回定例市議会は、9月4日の開会を予定いたしたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 どうもありがとうございました。
○
議長(
大野周司君)
御苦労さまでございました。 以上をもちまして、今
定例会に提案になりました案件はすべて議了いたしました。 これをもちまして、
平成18年
関市議会第2回
定例会を閉会いたします。 皆さん、連日にわたりまして、まことに
御苦労さまでございました。 午前10時50分 閉会上会議の顛末を記録し、相違ないことを証するために署名する。
関市議会議長 大 野 周 司
関市議会議員 太 田 博 勝
関市議会議員 三 輪 正 善...